Show 2021.04.11 2018.02.13 この記事は約6分で読めます。 Windows 10 HomeとProのエディションによる機能の違いはいろいろあるが、Homeの場合、リモートデスクトップで遠隔操作(ホスト:操作される側の設定)できないのが辛い。 エディションの機能比較は、Microsoft公式サイトで分かります。 しかし、「RDP Wrapper Library」というツールを使用すれば、Homeでもリモートデスクトップで遠隔操作が利用可能だ。 その設定手順です。 今回のバージョン
RDP Wrapper Libraryのダウンロード・インストール「RDP Wrapper Library」はGitHubで公開されているので、最新バージョンの「RDPWrap-v1.6.2.zip」をダウンロードして解凍する。 解凍したフォルダを適当な場所に配置し、「install.bat」ファイルを実行する。 以下のようなメッセージが出れば完了。 You can check RDP functionality with RDPCheck program. インストールが完了したら、「RDPConf.exe」ファイルを実行して、このように全て緑色で表示されていればOK。 リモートデスクトップ接続を実施「RDPCheck.exe」ファイルは、ローカルでリモートデスクトップ接続のチェックができる。 実行するとダイアログが出るので接続すると、Windowsログイン画面が現れる。 あとは、リモートデスクトップクライアントから接続してみて問題なければ完了だ。 Windowsのリモートデスクトップは同一ネットワーク内でのみ可能で、ネットワークを越えての接続はできない。 インターネット経由でリモートデスクトップができるアプリですが、僕はChromeリモートデスクトップを利用しています。 Windows Updateでリモートデスクトップができなくなる問題①
以前、Windows Update後に「Listener state:Not Listening」となり、リモートデスクトップができなくなることがあった。 その場合は、以下より「rfxvmt.dll」ファイルをダウンロードし、「C:\Windows\System32」へ配置する。 もしくは、最新バージョンのv1.6.2であれば、一度アンインストール(uninstall.batを実行)してから再インストール(install.batを実行)でも可能であった。 【2019年7月26日 追記】Windows Updateでリモートデスクトップができなくなる問題②現在使用しているWindowsのバージョンは、
で、いつの間にかリモートデスクトップできなくなっていた。 「Listener state: Not listening [not supported]」と赤字で出ている。 対処法は、GitHubのIssueを参考に実施した。 このページの回答にある以下のZIPファイルをダウンロードして解凍すると、「rdpwrap.ini」ファイルが入っている。 中を見てみると、どうもWindowsバージョンごとの設定値があるようだ。 とりあえず、以下のファイルをこのダウンロードしたファイルに差し替える。 C:\Program Files\RDP Wrapper\rdpwrap.ini と、その前にリモートデスクトップのサービスを停止しておく。 Remote Desktop Servicesを右クリックして停止にすれば、以下の3つが自動停止したのでそれでOK。
停止したら、上記の「rdpwrap.ini」ファイルを上書きする。 上書き後、Remote Desktop Servicesを右クリックして開始にする。 これで、「Listener state: Listening [fully supported]」になり、リモートデスクトップできるようになった。 【2019年11月29日 追記】Windows Updateでリモートデスクトップができなくなる問題③Windows Updateでメジャーアップデート(1803 ⇒ 1903)したら、またリモートデスクトップできなくなった。 現在のWindowsバージョンは、
です。 これは上記と同様の問題なので、新たな「rdpwrap.ini」に差し替える必要がある。 差し替えた「rdpwrap.ini」ファイルはこちら。 とりあえずリモートデスクトップできるようになった。 最後にWindows Updateの度にリモートデスクトップできなくなったりするので、お金に余裕があればHome版からPro版へアップグレードした方が手間は少ないな。 Windows 10 Proの詳細は、こちらのリンクからご確認いただけます。 |